サッカー協会、ルアルアに子供の死を伝えず
アフリカ選手権に参加しているDRコンゴがエースストライカーのルアルアに、自身の息子の死を伝えずに、そのままアフリカ選手権に参加させていたという。
彼の子供が亡くなったのが、1月20日。そしてそのことを伝えたのがなんと2月3日頃と言われている。
詳細はよくわからないので、その情報がいつサッカー協会に入ってきたのかがよくわからないが、記事を読む限りではサッカー協会はその事実を隠して、ルアルアを試合に出場させていたようである。
私から見れば、これは非常に冷酷な判断であって、非難は当然である。
どんなに常人離れした身体能力やテクニックを持ち、周りからの信頼の厚い選手でも、ただの人間なのである。家族に何かあれば、それを心配する権利がある。それを悲しむ権利がある。
だがコンゴサッカー協会はその権利をルアルアから奪ったのだ。
アフリカ選手権というアフリカのNO.1という栄光に目がくらんでしまい・・・・・・。
よく『一度、芸人になったなら親の死に目にも会えないと思え』という言葉を耳にするが、それはあくまで例え話である。実際にそういう考えを持っている人は、恐らくそういう覚悟はしているだろう。しかしサッカー選手はどうか?ルアルアはどうか?
申し訳ないが、私には彼がそのような覚悟をしていたかどうかはわからない。
しかし仮に芸人でも、家族や知人が亡くなれば、その情報をすぐに耳にしているはずである。
それはルアルアにも絶対にされなければならなかったはず。
アフリカ選手権に影響が出るということで、本来は彼に即日伝えられなければならなかった事実が握りつぶされてしまったとしたなら、、、、、、彼の悲しみはどれほどのものなのか・・・・・・。
サッカー協会はその国のサッカーに携わる人々の利益になることをしなければならない。
ルアルアの悲しみを犠牲にして、そこに何の利益があったのだろうか・・・。